レッツその日暮らし

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べてるの家、フリーアクセス、入院、デイケア

辛い症状はないけど、なんか健康じゃない。そういうときは病院に行かずに解決したい。
ずっとそのように思ってきて、病院があまり好きじゃない。いまの精神保健福祉士の学校の勉強をしていると、医療にかかること、それも精神医療にかかることは、いかに敷居が低くなったといえど、多くの人たちにとっては非日常的だろうと感じる。
私はうつ病の既往があって、辛ければ街のメンタル系クリニックに行くし、何なら内科や耳鼻科よりも受診歴がある。だけど行かずに済むならそうしたい。入院はしたことがないのでわからないが、仕事で単科の精神科には割りと行く。ここなら入院したいなと思う病院も、あるにはある。

フリーアクセスといって、日本では、行きたい病院を自分で選べるし、継続して外来受診することも患者の意思にまかせられている。

フリーアクセスじゃない状況下に暮らしたことがないので、有り難みがいまひとつ実感できないのだけれど、放っておくと治療が中断して、そうなるとまずい患者さんは一定数いて、無業の一人暮らしだったりすると、悪くなるばかりだ。

そういうケースだと、治療をいかにして切らさないか、だと思うのだが、家族をはじめ地域の保健師さんとか、病院のソーシャルワーカー、あるいは友人知人同僚など、本人に関わりのある誰かの存在がないととても難しくなる。病識が持てず治療の意味を実感できない患者さんの場合、ひどく悪くなったら入院、それ以外は怠薬みたいになってしまうかもしれない。

統合失調症は100人に1人、人がどうして統合失調症になるのかはわからない。だけど、明日の自分がそうならないと、誰が言えるのだろう?

もし医療者として患者さんに接することになったら、次も必ず来てね、勝手にやめちゃ駄目だよ、と言うんだろうか?