レッツその日暮らし

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よいこらしょと棚卸し

先日、とあるスーパーに立ち寄った。開店時間は過ぎていたので、建物内に入ることはできた。そのため、特段変わったところがあるようには見受けられなかった。

しかし、いつもと違ったのは、その店が「棚卸しのため12時開店」だったことである。

12時というのは正午のことだ。

その店はショッピングモールの中にあり、他のテナントは通常営業であるから、スーパーの入り口にロープが張られ、警備員のおじさまが立っていたのは、なにかイベントでもあって場内整理をしているのかと思った。

なるほどなあ、棚卸しを営業時間外にやっていたのでは、翌日の営業に差しさわりがあるかもしれないし、パートさんのいる時間帯にやろうと思えば、朝から昼になるのだった。

なんでもないことのようだけれど、これも働き方改革の一環とみれば、時代は変わったなあと思うのだ。

 

さて、家に戻って、自分の棚卸しである。なにって、職務履歴書だの、採用試験のための作文だのを書いているのであった。

 

手で書く文は、原稿用紙に3、4枚だとしても、たいそう骨が折れる。そして、原稿用紙に直に書けば、何文字ぶんの分量があるかわかるけれど、そういう便利なものは多くの大人がそうであるように、あいにく切らしている。

普段パソコンを筆記用具として使い、親しんでいるために、結局は、キーボードを使って書いた下書きを手で書き直す、という順番で落ち着いた。

 

自分の職歴を洗いだして、そこで経験した「印象的な出来事」や「そこで学んだこと」を書き出す。そして、採用されたあかつきには、御社で、こう活かすことができますよ、という、要するに自分を売り込む文章を書くんだな、ということは大体わかった。

 

しかしね、受験者って皆、同じようなことを書くと思うのだよ。中身は大体似ていると思うの。ならば、採点者のひとは、その論文の「構成力」だとか、「説明の明確さ」、「論旨の運びや説得力」を見ているのではないかな?あとは誤字脱字とか、原稿用紙をつかう基本的なルールがわかっているかとか、わかりやすい言葉をつかっているかとかね。

だってそのひとと席を並べて働くかもしれないのだから、常識的で、ミスが少なくて、まじめに取り組む姿勢が文字から読み取れるひとのほうが、声がかかると思うのだよね。

 

甘いのかもしれないけれど、一言でいうなら、私をみてください、としか言いようがない。私と働いたら、御社は得ですよ~、ということを、紙に手書きした作文から読み取ってもらうための手続きなのだね。面接であれば、まだ落ちても納得がいくのだけれど、筆記や作文で落ちたくないなあ。

---という、愚痴でした。ではでは、勉強に戻ります。