レッツその日暮らし

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ロードバイクでくぐる

ロードバイクのみどり号で河川敷を走っていると、ママチャリピンク号の時よりも疲労感が少ないので、同じ時間で遠くまで行ける。
乗車時の運動量としては、(あー運動したなあ、という充実感という点においては)ママチャリピンク号のほうが上なのかもしれず、また石ころだらけな道であるとか、多少の雨をものともしない安定感ではママチャリピンク号に軍配があがる。
しかし、私は気づいてしまった。河川敷には、所々にスピード出しすぎの注意喚起のためと思われる自転車「車止め」があって、自転車のヒトは降りてココをくぐってね的なゲートが設置してある。こいつはママチャリだと、ペダルがガツンとぶつかる高さに、左右に二箇所の出っ張りが生えている。
この出っ張り、ロードだと、降りずに通過できるのだ!

というのも、昔は自転車に跨がったまま通過していた記憶があったので、ママチャリピンク号でもそうしようとして、思い切り引っ掛かり、焦った挙げ句に立ちゴケ&後ろは渋滞、という不格好を初日に演じてしまって、「あれがあるからUターンしようかな」などと苦手意識を持っていたのだ。そして今は梅雨で、あの出っ張りに一旦足を置き、キックかましてスタートしようとするでしょう、それがまた、滑ってすっぽぬけるのだ。自分だけだろうか、この現象?

とはいえ結局、暴走自転車の抜群の抑止力であるあのゲートを、するっとスルーするあの快感、ママチャリとロード両方でくぐった人には、共感できる気持ち良さであろう。
それから、「降りてくぐればいいじゃん」の言葉はぐっと飲み込んでほしい。だって延々20キロ以上、降りずにここまで来ていて、当然、速度遵守(時速20キロメートル以下)で、あの意地の悪さを型どった出っ張りに、今、屈しろとでも?(「屈しろ」も却下)

あと気づいたこととしては、ヘルメットをかぶっているせいか、対向車のロード乗りさんに会釈してもらえる率が相当にアップした。キメキメのサイクルジャージの人から会釈されると、いやそんなそれほどでも、と照れ臭くなる。こちらは、デブを解消すべく汗をかきに来ている鈍足自転車、普通のジャージにスニーカーのやつなんである。

最初はヘルメットがいかにも大げさで、野球帽でいいやと走り出した日も(一日だけ)あったのだが、何はさておきヘルメットは被ったほうがいいと思う。プラス軍手でいいから手袋も。
ロードバイクはスピードが「意図せずとも出せてしまう」乗り物であるし、その軽さゆえに、急にブレーキをかけた拍子にポンと前方に放り出されるような感覚がする。ちょうど乗用車のCMで、窓を破って人形が車外に飛び出しちゃうシーン、あんな様子なのだ。大げさではなしに。事故は起こさなくても巻き込まれることがあるし、自分が痛いだけじゃなく、他人様にもご迷惑だから。だってフル装備でいたって、大怪我をすることがあるので。

とかなんとかいいつつ、幸い今のところ無事故で減量のほうも順調なので、これからも、このペースでやっていきたい。ジョギングもね。頑張ろう自分。