レッツその日暮らし

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軟着陸という考えかた

軟着陸という言葉が、読んでいた本にあった。

言わんとすることはわかる。それに、自分のこれまでが軟着陸でなかったこともわかる。

どこからみてもゴチゴチに力が入っているから、着陸の衝撃でダメージを受ける。

でもね、そういう着陸しかしたことがないから、ダメージがないと着陸だとわからないとしたらどうだろう。着陸には衝撃はあって当たり前、そういうイメージは塗り替えることができるのだろうか?

ここにはもうひとつのイメージがあって、ダメージを受けたらジ・エンドというものだ。ダメージはゲームオーバーと同じ、という認識である。だがしかし、ダメージがあっても回復したら再開すればいい、成功するまでは、止めることをしないのだ、とそう決めてしまえば、少なくともゲームオーバーじゃない。

そう決めてしまうことは、軟着陸のひとつなのかもしれず、そう決めてしまうことができたら、ずいぶんと肩の力を抜いて楽に呼吸できるだろうと思う。明確な結論のないまま書いてしまうけれど、楽であることと、痛みがないこと、これは人が不安をより少なく、のびのびと呼吸するのには欠かせない。では、呼吸しづらいように「している」のは誰かといえば、自分自身なわけで。

 

のびのびと温かく、リラックスした体というのを、最後に感じたのは一体いつだったか。今緊張しているなと感じたら、この状態からの距離を計って、ちょっとでも近づけるように伸びをしたり深呼吸したりして、いい状態をキープしたい。ちょっとだけ冷えて固まっても、体勢を整えて、また歩き出したい。