レッツその日暮らし

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プレゼントできる大人になりたい

先日古い知人と会食の機会があって、小さなプレゼントを持って出かけた。
渡そうと思いついて実際に手渡すまで、なにやら気持ちがウキウキしていて、ああこれかと合点がいった。よく贈り物好きなひとは、普段からちょっとしたものを集めて、場合によっては包装紙を見繕う、それが自分自身の楽しみなんだという。本当にその通りなのだろう、自分のものにお金や手間をかけるだけでは、この気持ちは湧いてこない。
相手に喜んでもらえるとは限らないのだけれど、少なくとも、喜びそうなものや使ってもらえるものを選ぶのには相手の人となりを知っている必要があって、誕生日などの理由なくなにかを贈って良いだけの関係性がある。だから、あなたと会えて嬉しい、の表れとして、邪心ゼロの贈り物をするのだ。
相手の驚いた顔も見られるし、高価なものである必要もない。贈り物できる友人知人を何人も持ちたいなと思う。
知人と会ったのは東京東部のもんじゃ焼きの店で、実は2連チャンだったのだけれど、太ることさえ気にしなければ週3回でも行きたいお店。店員さんが優しいのだろう、自宅のように寛げる空間なのだ。
残念だったのは、喘息気味で度々会話を中断しなくてはいけなかったこと。鉄板からの煙と湯気、アルコールが刺激だったらしい。ビギナーだからこれも経験である。
お店の人って、やはりプレゼント体質なのではないかな。来てくれてありがとう、会えて嬉しい、これ(もてなしの気持ち?)持って帰ってね。また会いましょう。店員さんからそう言われている気がするので、いつも客足が途絶えることがないのに違いない。
私も自分のお客さんに、そう思ってもらえる職員になりたいものだ。
そして私の周りでは、ちょっと誰かに会いたいな状態の人が増えているのか、ここのところ会食続きである。だが気づけば耳鼻科と歯医者と精神科の通院予定がある。老いるとは病院通いなりにけり。仕事が立て込むとあれこれ用事も増えるなあ。これが中年期というものなのか?