レッツその日暮らし

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知好楽

 たまたま手に取った本が、ものすごく面白くて、今の自分の知りたいことにぴったりな内容だったら?嬉しくなってもっとあれこれ読みたくなる。ちょうど木から枝が何本も伸びて、葉をつけるみたいに。今週はそんな本と出会った。

 不勉強ながら、著者がどんな人かはその時まで知らなかったが、ちょうど先の国家試験に向けて調べものをしていたとき、毎日のように閲覧していたサイトで、研究を発信している側だった。どうして名前を知らずにいたのだろう。

 福祉大学で学びたかったこと、授業で聞いて感銘をうけたことのうち何分の1かは、この本があっさり要約してくれていた。そう、4年間のエッセンスは、こんなにシンプルでわかりやすいことだった。近く新たな研究会が発足することを知り、早速講演を聴講しようと申し込んだところである。

 たぶん、国家試験やらワークブック、過去問には、そのものずばりは出てこないだろうけれど、授業でやたらとセンセが熱く語っていて、熱は伝わってくるのに今一つピンと来なかった。そういう研究だった・・・

 そうか、試験にパスするための勉強とは違う勉強を、これからはしていいんだ。研究会に入りたければ、それができるんだ!と思って、期待に胸震わすワタクシなのだった。その昔出た高校の校訓は「知好楽」といって、学校の勉強は単なる「要領」だと疑わなかったかつての幼いワタクシは、不惑を過ぎてもまだ「道なかば」だった。先生ごめんなさい。これからの学びは「知好楽」です。