レッツその日暮らし

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精米機は依然として活躍中で、盛大に回転し米ぬかを産出してくれていて、ぬか床での消費が追いつかない。今わがぬか床はやや酸味のする、冷蔵庫で管理しても味の変化が少ない状態に成長してきているため、ここらで分け床をしようかと思っている。
といっても大層な話ではなく、一部を冷凍保存して空いた部分に新規のぬかを足し、保険というか、やむを得ず廃棄の憂き目にあっても再生できる「たね」をとっておくくらいのことである。有り体にいえば、いまからぬか床でおにぎり2〜3個ぶん握って冷蔵庫に放り込む。
初めて一人暮らしをした時その理由を問われると、自分用の冷蔵庫が欲しかったからと答えたものだ。今にして思えば、台所は楽しい実験室である。主婦の聖域と呼ばれるのも一理ある。自分が好きに使える台所があるのは、一人の自立した人を作る大きな要因になるのではないだろうか。
このおにぎりぬか床が、前向きな使われ方をするといいなと思う。例えば自分が食堂やら弁当屋やらを始めたら、主力選手になってほしいし、商売のたねにはしないまでも、誰かと分けあって食べ、日々手入れをしながら食事どきの話のたねになったらいいなと思う。