レッツその日暮らし

warmsound.hatenablog.com

昨日までの自分にサヨウナラ(発表前夜)

 暖かくなったので、髪をうんと短くしたいと思っていた。帰宅途中で地下鉄が遅れて、手前の駅で動かなくなったので、思い切って降りて、何度か行ったことのある美容院へ。

 担当してくれた美容師さんがかなり手早く一連の仕事を済ませてしまったため、これは、雑に切られたか、と一瞬怯えたものの、見慣れてくるとなかなかしっくりきている。細かい注文をつけるお客さんもいると思うが、自分の場合はだいたいの長さと日常の整髪方法(ようするに毎日の手間をかけるか否か)だけを伝える。

 いわゆるおしゃれというものについて、わがルックスは、見た目に手間暇をかけないであろうことは一目瞭然であるので、美容師さんとしても「この客は、時間をかけなくてもよい」という判断をしたのだろう。それは全くもって正しい。カラーもパーマもなしという客には、いろいろオススメしたところで実入りは少ない。構われなくてさみしいくらいがちょうどいいのだ。それに美容院が好きでなく、さっさと帰りたい客だっているはずである。

 翻って自分自身について顧みるに、目の前の仕事にどのくらいの時間をかけるか、優先度と重要度はどのあたりか、今日の美容師さんのように即断即決できたら大層素晴らしいと思う。

 仕事の全体像を把握できないと、優先度や重要度は決められない。周囲の若者(同僚)を見ていると、効率的な手順もなにもあったもんじゃなく、目についたものからとりかかって、無駄な作業や確認を増やしているけれど、そんなことでは時間がいくらあっても足りない。働き方改革大流行の今日び、遅くまで残っているイコール働き者、とばかりは言えなくて、やりかたがまずい人に限って、うまくやっている人のやり方を参考にしない。というか余裕がないのか見えていない。

 人事異動の季節にこんなことを思いつつ一駅歩いて帰った。

 人を批判するのはたやすく、己を顧みるのはむずかしい。うっかり人を批判しそうになったら、この記事を書いたことを思い出そう。

 

 そして明日15日は、第30回社会福祉士国家試験の合格発表であります!泣いても笑っても、マークミスがあろうとなかろうと、明日の午後2時がやってくるよ。う~緊張する。