レッツその日暮らし

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孤独死案件

 警察から朝1でかかってきた電話。自宅アパートで発見された80代の一人暮らし高齢者についてだった。
 彼女が私に教えてくれたことは
① 自宅で発見されても誰か面識のある人が本人確認しないと火葬できない
② 火葬場のスケジュールはいつも一杯
③  死亡届は出せる人が決まってる
④  決まった中から死亡届を出せない場合は、民生委員が代行
⑤ でも民生委員に委任された葬祭業者が、委任状持って窓口にいけばいい

なんだ、
一人で死んでも、周りが後を引き受ける仕組みがあるんだ。

あとは
⑥ 火葬代くらいの現金は部屋に置いとけ
⑦ 焼いたあとは合葬
⑧ 相続人がいれば残った預貯金は引き出せるけど、いなければゆくゆくは国庫だ

くらいか。

 昔先輩に「人は必ず高齢者・障害者になる。自分のときはどうしたらいいかを、先にケースは教えてくれてるんだ。だから工夫しようとするし、いつその時がきても、自分のときに役に立てるにはどうするかを考えるんだ」みたいなことを教わった。
 自分も死んだら間違いなく警察や役所の厄介になる。銀行が口座をクローズしても、火葬くらいは自分のお金でできなくては申し訳ないし、警察や役所の人だってうんざりするだろうよ、あまり家に不要品を溜め込まないようにしたいものだ。あ、家の片付けは便利屋さんを頼むのか?だとしたらその分の現金も・・・

 といったようなことを、その彼女が死をもって教えてくれたのでした。