レッツその日暮らし

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気分の問題?いいんだよ。それで。

 ブルーブラック、という色のボールペンを見つけ、好んで使っている。

おもに会社で、伝言メモを書いたり、ひとことお手紙をつけるとき、黒いボールペンに比べてやや砕けた雰囲気を出したいときに使っている。もちろん相手を選んではいるが。

 先入観で「万年筆には濃い青インク」と思っていて、あこがれていた。しかし、日常多用している、ふせんなどへのメモ書きは万年筆に向かないし、といってボールペンの青ではちぐはぐで、なにより読みづらい。そこに偶然見つけたのがボールペンのブルーブラックの0.7または太字で、目下とても気に入っている。

 問題は、使い捨ての黒いボールペン(だいたいはそのへんに置きっぱなしのやつ)と同じ調子で書き進むと、かなりの頻度で手を汚すことだ。当然書いた文字もこすれて汚い。乾くのをすこし待つくらいのつもりで書かないといけない。

 ボールペンって性能がよくなって、さらに安くなったけど、インクが出なくなったらポイじゃなくって、インクを替えて何年も手元に置いて、毎日まいにち何年も使うような大事なものをそろそろ持ってもいいんじゃないかな、と、先日ふと思った。もちろん100円のボールペンもシャープペンも替芯は使うけれど、そういうのとは違って、きれいな色艶・程よい重みのある、握っていたいと思う、そういう一本のこと。普段のメモ書きにも、そういう筆記具を使いたいと思った。

 いつなくなっても惜しくない安物が会社のペン立てにぎっしり詰まっていたので、少々間引いて、「使い捨てじゃない筆記具」をペンケースにいれて持ち歩いている。これが自分にとっての「大人の贅沢」だ。